ベルリン−1 (2010.5.6〜5.12) 



先月のドイツ行(フランクフルト → ケルン → ベルリン)は、アイスランドの噴火でオジャンになったが、昨夜、前日泊のホテルで、再び噴煙が出始め、イギリスなど数ヶ所の空港が閉鎖しているというニュースを知り、煙がドイツの上空を覆わないうちに行って来なくっちゃと不安がよぎる。

昨夜は8:00に寝て、今朝は1:50に目覚めた。缶入りの日本酒を飲む。シャワーの後又飲む。昨日ホテルのコンビニで買っておいたおにぎりも食った。

7:55ホテルのシャトルバスで空港へ。腹が減ったので空港2階のレストランで、納豆ぶっかけ丼を食う。
820円。
地下1階のコンビニでパン2ヶ買う。220円。

フィンランド航空のチェックカウンターにはオレだけが取り残され、「間もなく受付を締め切ります」のアナウンスに、今回の旅行でおんぶに抱っこをお願いしているK姫が見えないのでやきもきする。
受付嬢に事情を話し、カウンターと見通しのいい場所を何度も往復しているうちに、受付嬢のみんなにこのオレの行動が知れ渡る。

10:50、悠然と現れたK姫を見て、受付嬢たちとオレは、遠目でフムフムという安堵の笑みを交わす。
オレの焦慮感がおもしろかったのか、こんなことで一体感が生まれるんだから、人間ておもしろい。

12:00、飛行機動き出し、出国が出来そう。ヨーロッパの上空へ行ってから引き返さないことを願うばかりだ。
 

昨夜は徹夜だったというK姫は、飛行機の中で隣のオレのことを気にもせずグッスリ。この方のお陰で実現した旅でしたからK姫さまさまです。感謝また感謝。
手を合わす。
なんでオレがムーミンとハイポーズなのか分からん。姫にせがまれて。 
いくらムーミンの国だからってね。

荷物をホテルに預け、早速、真ん中に写っている寺田琳氏が開設したギャラリーDENを訪ねる。
左はスタッフの知子・ゲルマーさん。右はドイツ人の魔女というヒト。何故魔女なのか、ホウキにまたがう訳はないし、魔術を使いそうでもない。鼻が高い所為か。その鼻を写真に収めようとしたが忘れてしまった。名前も聞いたけど覚えられない。日本文学専攻だったか日本語が巧み。なんだか曖昧なことばかりだ。
 
ギャラリーDENのオープン第1回はオレや姫を含めた15人のグループ展が4月に開かれ、この写真は開催中の第2回目。
右の3点はオレが天才だと叫んだ鈴木香織さんの絵。
K姫から知らされて初めて彼女のブログを見たが、そこに展開している語彙や視点の高度な香りにすっかり魅了されてしまった。ドイツ語を勉強し、歌舞伎が好きだという。
女性上位をそこに見た。
スゴイもんです。ハイ。、
 

ドイツ在住10年の画家・寺田琳氏が「日本人のものづくり」を世界に広めたいという趣旨で「海外出品相談所」を立ち上げた。分かりやすいネーミングだ。ギャラリーDENもその一環。

 
夕方、ギャラリーDENのすぐ近くのレストランへ。肉のフライ、ジャガイモ、今が旬という白アスパラ。このアスパラがうまかった。ビールにはたまらない。   ベルリンのホテル、最初の朝食。
手前の皿2枚とコーヒーがオレの分。
バイキングだとつい本性が出るもんだ。

ホテルの受付嬢(?)。
目と鼻の大きさは抜群だ。
その白いアスパラが駅構内の売店で売っていた。 
朝、出掛けの地下鉄リチャード・ワーグナー駅で、3日間有効の券を買う。21.9ユーロ。

アレキサンダー広場駅近くのレストランで。我が名ガイド勉強中。
スパゲッティーとワインの昼食。
  現代アートホール。建物全体が白いシートで覆われていて、中はインスタレーションや映像それに絵画も展示されていた。ひと跨ぎで入れそうな隣のブースに行くのに、一旦ドアの外へ出て、次のドアから入るという段階(パホーマンス)を踏ませる。それの誘導路が下の写真だ。 
こういうもっともらしい仕儀は好かない。
現実的なのかも知れない、オレは。

入り口。


シャルロッテンブルグ宮殿。

シャルロッテンブルグ宮殿の前の道を挟んで、蚤の市があった。 下の写真の屋台でビールと焼いた肉をはさんだパンを注文。同じように屋台のビールを飲んでいた隣の観光客に写真を所望する。地方のドイツ人か愛想がいい。

今度はオレたちを撮ってくれると言う。
イエーイ!彼女にはビールがないのに上機嫌。
今回の旅で、このときの肉が一番旨かったなんてなんたるこった。
尤も、ほとんど肉を食べていなかった。
ソーセージ、ジャガイモ、酢漬けとビールが定番ということが頭にあるからだろう。
蚤の市で、この手の屋台はこれ一軒のみ。
商売繁盛だった。
上から吊り下げられた歯磨きチューブの特大のような容器に入ったカラシを、自分で押し出してパンに塗る。何ともワイルドでいい。

 
頼もしいK姫のオテテ。
名ガイドの後を追うオレ。
トシヨリがあとからついてきているかどうか、オレに気付かれないように、ほんの僅か、チラと振り向く。
その回数が増えるたびに、オレの感謝の気持ちが増大していった。ホロリ。
 
最近、歳とともに世間の例に漏れず、ワタシも頻尿症になった。
30代のころ、ワタシが個展を開いた画廊の年配のオーナーが酔って家に帰り、我慢できず座敷の真ん中でチョロチョロやってしまったという。
ドイツ旅行でこの頻尿症が一番の悩みで、失敗は許されないのでハラハラドキドキだった。
このことを理解していたK姫に向かって、「ハイ!オシッコ」と手を上げた。
さっき、シャルロッテンブルグ宮殿で用足しを終えたばかりなのに、ビールを飲んだものだから、すぐに尿意を催してしまった。
一人で宮殿に戻り、入場券を買わずに入れるトイレの場所を探したがたどりつけない。「トワレット!」と警備員に尋ねても通じない。
仕方なくメモ用紙に「WC」と書いて、これが目に入らぬかと水戸黄門の参上となった。即座に通じた。シメシメ、これに限るワイ。
そのトイレの帰り、宮殿の広ーい庭のベンチに「孤独の女」を発見。
「孤独」というのはとてもいい。オレを惹きつけて止まない。
この背を曲げた形がいい。
 


 ● 普通のビルの並びに、古ぼけたビルがあり、そのビルと裏庭がアングラ的アウトサイダーな、「異空間」とも言える一画となっていて、人が群がっていた。   
 
このCAFE、コーヒーを注文したら、コーヒーカップ代も請求された。
飲み終わってカップを返しに行くと、カップ代をかえしてくれる、所謂デポジットだ。
   




許可を得て写真を撮り、ついでに彼氏(上左の写真)も撮る。
文句をいわれないように。用心深いオレ。





この絵は下左の男の絵。

 
彼氏の画材。
イタリア人アーチスト。
東京で個展をやるのが夢という。
みんな異国に憧れる。